資料詳細
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基本情報
| タイトル | 山海記 |
|---|---|
| 著者名 | 佐伯一麦著 |
| 内容 | 東北の大震災後、水辺の災害の歴史と土地の記憶を辿る旅を続ける彼は、その締めくくりとすべく、大震災と同じ年に台風１２号による記録的な豪雨に襲われた紀伊半島に向かう。天嶮の地、大和は十津川村へと走るバスの車窓から見える土砂災害の傷跡を眺める彼の胸中には、かつてこの道を進んだであろう天誅組の志士たちの、これまで訪れた地や出会った人、クラシック好きで自死した友・唐谷のことなど、さまざまな思いが去来する。バスはいよいよ十津川村へと入っていき、谷瀬の吊り橋前で休憩停車する。ここで途中下車した彼は吊り橋を渡る。風に揺れる橋の上で彼は、電気工だったころのこと、中学生時代のことなどを心のなかで唐谷に語りかけるのだった。二年後、小説の彼の足取りを辿るように、病の癒えつつある「私」はふたたび谷瀬の吊り橋の上に立っていた。橋を渡りながら、「私」は宿のおかみさんと話をした北海道の新十津川町のことを思い出し、唐谷への友情にひとつの答えをみつける。 現代日本における私小説の名手が、地誌と人びとの営みを見つめて紡ぐ、人生後半のたしかで静謐な姿。 |
| 出版者と出版年月 | 講談社 2019年3月 |
| 種別と対象 | 種別：図書 対象：一般 |
製作情報
| 製作館 | 島根ラ(B6100) |
|---|---|
| 登録館 | 島根ラ(B6100) |
| 資料種別 | 音声デイジー |
| 巻数 | 全1巻 |
| 貸出形態 | ＣＤ |
| 所蔵館 | 所蔵館：島根ラ ほか1件 オンリク可 |
| 登録ファイル | ファイルサイズ 120.0MB |
| 録音時間 | 8時間32分 |
| 製作情報 | DAISYバージョン：２．０２ ＭＰ３ |
| ファイルサイズ | 120.0MB |
| 校正レベル | ２校 |
| 著作権処理 | 第３７条３項の権利制限 |
| 完成日 | 2019年12月25日 |
| 最終更新日 | 2019年12月25日 |
注記・分類・件名など
| ＩＳＢＮ | 978-4-06-514994-2 |
|---|---|
| 分類（ＮＤＣ） | 913.6 |
| ＮＤＣ識別 | ９版 |
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